ジニ男
この記事では、よくある「理系・文系論争」について紹介します。
私の採用担当の業務の経験も踏まえ、理系・文系で収入に差は出るのかについて考察していきます!
理系・文系で年収は決まらない

エン太
ジニ男
まず、理系・文系で年収は決まりません。
ネットを見ると「理系の方が平均年収が高い」とか「文系の方が稼げる職業が多い」とか様々な意見であふれています。
私の意見としては、理系・文系で年収を語るのはナンセンスです。
理系であれ文系であれ、稼げる人は稼げるし、稼げない人は稼げません。
そのため、今の理系・文系というあなた自身の区分けを、そこまで気にしなくていいです。
その気になれば、いつでも理系と文系は変えられます。
というか、理系と文系という区分けは履歴書に書く欄はないですし、明確に決まっているものでもありません。
会社の採用担当者は、出身学校や就いている職業から、勝手にその人を理系もしくは文系と判断しているだけです。
採用担当が見るのは肩書きでなく使える人間かどうか

私は大手企業において理系の採用担当をしており、これまで100人以上の人と採用面談を実施してきました。
もちろん履歴書も見ますし、相手と会話する中でその人の適性や能力を把握していきます。
はっきり言うと、採用担当は「理系・文系は全く気にしていない」です。
見ているのはその人自身が持つ能力・スキルです。
目の前の個体が持つ能力を見極め、会社に役立つかどうかを判断しています。
言ってしまえば、使える人材であれば文系の人でも技術職として採用します。
そのくらい、理系・文系という区分けはどうでもいいのです。
理系・文系の高収入の職業

理系・文系の区分けで収入は決まらないですが、それぞれ職業によって収入差があることは事実です。
ジニ男
理系で高収入の職業
理系で高収入の代表格は言わなくても分かるのではないでしょうか。
そう、医師ですね。
医者が高い収入を得ているのは周知の事実です。
勤務医でも年収1500万円超え、開業医であれば年収2000万円超えの人がざらにいます。
また、大学教授も高収入の職業と言えます。
大学教授は文系でも挙げることができますが、理系の方が大学院進学率が高いため、そのまま教授になる確率も高いです。
その他で高収入の職業で挙げられるのは、士業です。
一級建築士や弁理士など、専門の資格を有する職業は、資格取得までが大変ですが収入も高い人が多いです。
理系で高収入の職業に関しては、以下の記事でも紹介していますので参考にぜひご覧ください。

文系で高収入の職業
まず思いつくのが弁護士でしょうか。
医師免許に並び、司法試験も資格の中で最高峰難易度と言われています。
この医師国家試験と司法試験の2つとも合格している人がまれにおり、その人は超人として周囲から崇められます(笑)
弁護士も年収1000万円超えの人が多く存在します。
また、大手商社やコンサル会社、広告関係の会社も年収が高いです。
合わせて、これらの業界は激務のイメージが強いです。
最近では過労死のニュースもあり、労務管理は改善されてきているようですが、まだまだ残業だらけの会社もありますね。