
ジニ男
私は仕事柄、理系の学生と話す機会が多く、「文系職に興味があるんだけど、いまさら遅いよなぁ」と悩んでいる人にも多く会います。
その中で「保育士に興味があるけど、いまさら無理ですよね」という人もいました。
そこで、この記事では「理系から保育士になれるのか?」という点について解説したいと思います!
理系でも保育士になれる!

結論から言うと「理系でも保育士になることは可能」です!
というより考えるべきポイントは理系・文系ではなくて「保育士としての適性があるかないか」だと思います。
それでは、なぜ理系・文系をあまり気にしなくていいのか具体的に考えてみましょう!
保育士の受験資格に理系・文系は関係ない

保育士試験の受験資格に「文系・理系」の区分はありません。
大卒や短大卒の方は、保育士と関係ない学部であっても受験資格を得ることができます。
そのため、がっつり理系の人で理系の大学を出たとしても、そこから保育士になることは十分可能なのです。
ただ、保育士になる人は大学の教育学部など保育士養成課程を卒業する人が多いので、文系の人が多いと言えます。
保育士になる決意が決まっている人は最初から文系の道を進んだ方が、理系の人より近道をしやすい可能性はあります。
文理それぞれの長所を活かせばいい

前述の通り、保育士には文系・理系のどちらからでもなることが可能です。
ジニ男
文系が活かすべき長所
文系の人は理系の人と比較して、国語など言語系の科目に強いのが一般的ですよね。
そのため、こどもに本を読んであげたり、お話しをしたりするのも文系の人の方が得意なことが多いです。
その長所を活かし、こどもと密にコミュニケーションをとり、語学力や想像力を伸ばしていくような保育が文系の人は得意と言えるでしょう。
理系が活かすべき長所
理系の人は数字に強い人が多く、また論理的思考が得意な人が多いです。
そのため、パズルを使って遊んだりクイズを出したりと、こどもの思考力の発育を促すような保育が向いているかもしれません。
これまで自分が学んできた理系ならではの知識をこどもの目線に落とし込めば、それこそ理系出身であることを活かした保育士になれます。
重要なのは保育士としての適性があるかどうか

ここまで理系・文系の話を主にしてきましたが、繰り返しになりますが保育士を目指すにあたって重要なのはそこではありません。
大事なのは「保育士としての適性があるかどうか」です。
そこで、保育士に求められる適性を以下3点ご紹介します!
保育士に求められる適性
- コミュニケーションが得意
- 体力・忍耐力がある
- 本当にこどもが大好き
コミュニケーションが得意
コミュニケーションが得意で、良好な人間関係を構築することが得意な人は保育士に向いています!
このコミュニケーションは、こどもとのコミュニケーションだけを言っているのではありません。
保育士は預かるこどもの「親」との人間関係が重要となります。
預ける親御さんとしては、こどもの命を含めて保育士に託しています。
そのため、人によっては過剰に心配し、精神的に不安定な親御さんもいます。
そのような関係する全ての人たちと有効な人間関係を築けるということが、保育士には求められています。
体力・忍耐力がある
保育士は立ち仕事で、小さなこどもたちは大きなパワーを持っています。
そのため、まず体力が無ければやっていけません!
また、当たり前ですが言うことを聞かない子も多くいますし、何がしたいのか分からない場面もたくさんあります。
そのような場面でいちいちイライラしてしまうようであれば、保育士になるのはやめた方がいいでしょう。
そういうものだと割り切って、忍耐強く働けるような人が保育士には向いています。
本当にこどもが大好き
最も重要なのは「こどもが好き」ということです。
これは「親戚の子がかわいくてしょうがない!」といったレベルの話ではないですよ。
あなたの本質として、こどもが好きかどうかということです。
例えば自分に懐いてくれない、ご飯をこぼす、物を投げる、トイレのお世話など全ての側面を含めてこどもが好きでいられるかどうかです。
その点をしっかり考えた上で「仕事でこどもに囲まれることが何よりも幸せ」と思えるような人はぜひ保育士を目指しましょう!
そんなあなたの天職は保育士だと思います。