
ジニ男
先日、大手企業で現役システムエンジニアとして活躍している「Nさん」とお話しする機会がありました。
Nさんは現在進行中の一大プロジェクトのリーダーとして、クライアントとのコミュニケーションや、30人以上のチームの中心人物として社内調整するなど、まさに最前線で活躍しています。
Nさん
そんなNさんに、今回は「SEに向いていない人とは」というテーマでお話を伺ってみました!
【現役SEにインタビュー】向いていない人の5つの特徴

ジニ男
Nさん
SEに向いていない人の特徴
- IT関係の分野に興味が持てない
- 人とのコミュニケーションが好きじゃない
- 自己主張が苦手で周りに合わせるタイプ
- 真面目すぎる
- 体力が無い
IT関係の分野に興味が持てない
まずIT関連の分野に興味が持てないのであれば話になりません。
これが、特に大事な2つのうちの1つです。
「SEになるんだったら当たり前じゃないか」と思う人いっぱいいるでしょ?
けれども現実は、SEがみんなIT関連の分野に興味がある訳じゃないんです。
正確に言うと、当初は興味があって就職したんだけど、実際やってみたらあんまり好きじゃないことに気づいたっていう感じかな。
SEとして活躍するなら、IT関連の分野の知識は必須ですし、発展著しいIT技術の勉強はずっと必要です。
その勉強が苦に感じるのであれば、SEはやめた方がいいですよ。
人とのコミュニケーションが好きじゃない
コミュニケーション能力が特に大事な2つのうちのもう1つですね。
SEになる人ってThe理系、プログラミングとかがめっちゃ得意でマニアックな人も多いんですよ。
マニアックなことはSEにおいて長所になるのでいいんですが、それだけじゃダメなんですね。
SEはクライアントとの調整が出てきますし、社内のプロジェクトチームにおける調整もたくさん出てきます。
そのため、関係する人たちとどれだけ円滑にコミュニケーションをとれるかがSEの質を決めます。
SEの中でもコミュニケーションが苦手で社内にこもって開発に特化している人もいますが、正直あれではSEとは言えないと思います。
自己主張が苦手で周りに合わせるタイプ
自己主張が苦手で、とにかく周りの意見に合わせて流されやすい人いますよね。
そのような人はSEには向いていないです。
必ずしもクライアントの要望がはっきりしていることばかりではない、むしろクライアント自身も自分の要望がわかっていないと思った方がいいです。
そのため、クライアントとコミュニケーションをとる中で、SEとしてよりベターな方法を考え提案していくことが求められます。
クライアントは自分の考えに「うんうん」と頷いてくれることをSEに求めているのではなく、自分では思いつかないような考えや意見を求めています。
優秀なSEほど自分の考えをしっかり持って、自己主張をすることでクライアントとの信頼関係を築いています。
真面目すぎる
真面目すぎる人はあまりSEに向かないんじゃないかな、と思っています。
SEの仕事は忙しいことが多く、納期直前なんかは1つ1つ丁寧に仕事をやりすぎると手に負えない状態になってしまいます。
さらに、クライアントはSEの仕事を「内容×スピード」で評価します。
真面目すぎる人は、1つの仕事の質を高めようと時間をかけて、スピード感がないことが多いですね。
例えば、1つの仕事を完璧に完成させるのに10時間かかるとしたら、最初の5時間で仕事の9割は完成しますよ。
できるSEはその時点でアウトプットしますが、できない人はあと5時間かけて9割の質を10割に持っていこうとします。
内容×スピードで考えたとき、どっちの方が評価いいのかは一目瞭然です。
体力が無い
最後に、SEは体力勝負!
SEだけじゃないかもしれないですけど…
多忙な時期、ちょっと踏ん張れる体力があるかどうかで、仕事のクオリティが大きく変わってきます。
あと、精神的にもタフである必要がありますね。
ストレス社会なのはSE業界だけじゃないんでしょうけど、SE業界は特にストレス社会な気がします(笑)
そのような世界で思い詰めることなく、逆にその状況を楽しんで突き進める人がSEとして成功していきます。
体力に自信がない人は、正直他にもっと向いている職業があると思いますよ。
SEは向いていない人にとって絶対楽しくない

ジニ男
Nさん
ジニ男
Nさん
楽しいですね、僕はSEに向いてますから(笑)
ただ、明らかに向いていないのにSEをやっている人は、外から見ていてもとてもつらそうですね。
SEは向いている人・向いていない人が明確に分かれる職業

SEは向いている人・向いていない人が明確に分かれる職業です。
特に、現役でSEをやっているNさんにとっては、向いている人・向いていない人は一目瞭然とのことでした。
人にはそれぞれの特性があり、鍛えて直せるものもあれば、根底に根づいてなかなか直すことが難しいものもあります。
「SEに向いていないのでは」と悩んでいる人は、自分の特徴を客観的に見て、Nさんが言う「5つの特徴」に当てはまるかどうか確認してみましょう!